実に困ったことだ 2006 4 11
本来、株式投資とは、企業業績を研究し、
チャートで、買うタイミングを判断するというのが、
本来の姿だと思います。
しかし、現状では、そういう原則が無視され、
ギャンブルになっていると言わざるを得ません。
米国株式市場が軟調だったりすると、
個別銘柄は、いきなり安く始まり、
また、日中、日経平均株価が、急落すると、
個別銘柄までも、つられて、下落します。
どんなに好業績で、低PERの銘柄でも、
それを一切無視して、上記のような動きとなってしまいます。
これは、ギャンブルそのものです。
米国株式市場が上がるか下がるかは、誰も予想できませんし、
同じく、日中の日経平均株価が上がるか下がるかは、誰も予想できません。
競馬と同じです。
なぜ、こうした問題を、何度も、指摘するのか。
それは、このような状態では、株式市場に残るのは、
ギャンブル好きの人だけとなってしまうからです。
どう見ても、上記のような、ギャンブルのような動きでは、
一般の人は、株式市場を敬遠することになるでしょう。
これは、長期的には、株式市場にとって、大きなマイナスとなるでしょう。
米国株式市場が、どう動こうとも、
日中の日経平均株価が、どう動こうとも、
個別銘柄には、関係ない話です。
本来、株式投資とは、企業業績を研究し、
チャートで、買うタイミングを判断するのが、本来の姿です。
こういう姿にならないと、一般の人は、
株式市場に来ないと思います。
本当に、株式市場に残るのは、ギャンブル好きの人だけで、いいのか。
確かに、不確かな未来に賭けるのが好きな人がいるでしょう。
しかし、そういう人は、少数派であり、
日本人の大部分は、ギャンブルを敬遠するでしょう。
どんなに超低金利でも、定期預金に、しがみついていますから。
こういう人たちを、株式市場に呼び込むには、
「株式投資とは、企業業績を研究し、
チャートで、買うタイミングを判断する」という本来の姿に戻るべきです。